ダイヤの品質

最後は最も気になっているであろうダイヤについてです。ダイヤの美しさは4Cによって決まると言われています。4Cとは、カラット(carat)・カラー(colour)・クラリティー(clarity)・カット(cut)の事で、有名なカラットは重量となり1カラットが0.2gとなります。ダイヤは基本的に無色透明な物が最も美しいとされているのですが、物によっては茶色がかっている物などもあるため、それらを23段階に分けたものがカラーとなります。等級は最大等級をDとして、Zまでの23段階のアルファベットで呼称されています。クラリティ―とは、ダイヤの傷や内包されている異物に対しての等級で、当然傷なし異物無しが最大等級となります。10倍拡大で検査され、見つけやすい物ほど等級が下がります。等級の高い物からFL・IF・VVS1、2・VS1、2・SI1、2、3・I1、2、3に分かれています。カットは数学的計算に基づいた最高の形と比較し差異を評価したもので、高評価の物から3ExH&C・ExH&C・3Ex・Exellent・VeryGood・Good・Fair・Poorに分かれています。

こうした等級からご自身の予算と相談して選び出すのですが、現在ダイヤの代用品としてジルコニアというものがあります。技術力が進歩したため現在のジルコニア製の偽物と本物のダイヤはプロですら見分けがつくか怪しい程に巧妙に作られています。ですので購入する際は必ず、信頼の置けるお店で購入してください。ジルコニアは人工的に作る事のできるものですが、ダイヤモンドは貴石という種別になり、国際的に価値の認められているものです。永遠の絆や純愛という宝石言葉を持つダイヤモンドをマリッジリングとして互いに着け続けるという事にこそ、価格では図れない真の意味があるのではないでしょうか。

どのプラチナを選ぶか

海外ブランドにPt950が多いのは単純に法律の規制でプラチナのジュエリーを作る際にはPt950以上にする事という決まりがあるからです。逆に法規制の無い日本製の物にPt900が多いのは、作業の効率の為となります。Pt900の物の方がトラブルが少なく作業に集中する事が出来るというのが大きな理由のようです。また、Pt950はPt900に比べプラチナの純度が高い為柔らかくなってしまいます。それを補うためにルテニウムを2%混ぜる事があります。そうする事でプラチナは硬度が増すので、ハードプラチナと呼ばれるものになります。ただし、こうしたPt950+ルテニウム2%のハードプラチナは硬度が高い為に金属の成型時に気泡ができやすく、加工が難しくなるので加工する職人には好まれません。加工に細心の注意と手間がかかってしまう為、前述の通り価格に差が出来てしまうという事です。ただし、細めのマリッジリングを希望している場合はハードプラチナを使用する事をおすすめします。これも前述通りなのですが、プラチナは強度が低いため細いリングですと変形や破損しやすくなってしまう為です。

また、安価で人気のあるホワイトゴールドにもパラジウムが混ぜてあることがあります。基本的にはパラジウムを混ぜた金にロジウムメッキ加工を施して美しい白金色に仕上げているのですが、メッキ加工の為どうしても生活していく中で少しずつ剥がれてしまい黄色味を帯びた地の部分が露出してきてしまいます。そういった事が嫌だ、と思われる方はプラチナを選んでおくのが良いかと思います。

Ptの意味

まずはマリッジリングで最も人気のある材質であるプラチナについてです。大きく分けるとPt900・Pt950・Pt1000となるのですが、マリッジリングを購入しようと色々調べたことがある方には聞いたことのある言葉かと思います。このPtとはプラチナの純度の事なのですが、Pt1000で100%という事になります。正確に言えばプラチナの純度100%という物は存在しないので99.95%が最大となるためPt999が正しくなるのですが、業界の慣例としてPt1000を使い続けているようです。

マリッジリングに使われるプラチナでPt1000という物はあまりありません。プラチナはそもそも強度的に強い金属ではなく、柔らかく粘りの強い金属であり、他の金属を混ぜる事で強度を補強します。また、Pt1000のプラチナは黒みがかった白色になってしまう為マリッジリングとしてあまり人気の出る色合いではなくなります。そうした事からパラジウムなどの白色の金属を混ぜて強度と色合いを調整している為、Pt900やPt950が使われる事が多くなります。ではPt900とPt950どちらが良いものなのかと言えば、それは一概には言えません。Pt900とPt950では価格の差は概ね5000~10000程となります。後述する理由でPt900の方が加工が容易い事やプラチナの純度の差となります。

続いては海外ブランドでは何故Pt950が多く使われているのか、という事等プラチナの品質を見分ける指針について更に紹介します。

マリッジリングの品質

一生物のマリッジリングは普段の生活の中でも基本的には着け続けていくものです。そうした長く使い続けるものだからこそ、購入の際には品質を十分気にして欲しい物です。人気のあるデザインですとストレートタイプの物で、材質がプラチナかゴールド系を使用し、ダイヤがあしらわれている物となるでしょう。指輪の品質、と言うとこの材質部分と宝石部分に分けて考えることが出来ます。

生活に密着して長く使い続けるものですので、材質部分の品質が悪い指輪ですとすぐに劣化して、変形や破損してしまう事になります。ダイヤなどの宝石部分の品質が悪ければ、素人目には分からないとはいえ、他の人の話を聞くたびに「私のは…」と、後悔してしまう事になるでしょう。大切な記念であり、一生にそうある訳ではない大事な思い出を下らない見栄で穢してしまう事になる前に、そもそもの指輪選びから慎重に決める事をおすすめします。

また、マリッジリングを選ぶ際には、選ぶお店にも注意を向けたい所です。下見に来た、と言ったら急に態度の変わるような店員が働いているお店で購入したマリッジリングにこれからの幸せな生活への期待や想いを預けられるでしょうか。そうでなくとも、そんな質の低い店員を働かせている時点でそのお店の程度は知れます。指輪本体の品質も大事ですが、指輪を扱っているお店の質も気にした方が良いものに巡り合える可能性は高くなるでしょう。一般的にダイヤが最も映えるのはプラチナのリングだと言われています。ですが、そうした一般論に囚われる事なくご自身が後悔しない指輪をパートナーと一緒に選ぶ事が重要な事です。

参考―ガラ OKACHIMACHI
・・・プラチナリングを扱っているジュエリーショップです。